前提: フロントとAPIが分離された構成(SPA + REST APIなど)を想定。
1. 🔐 認証・認可の理解と実装
✅ 認証(Authentication)
- 基本:
email
+password
による認証 - パスワードのハッシュ化(bcryptやargon2など)
- セッション管理の考え方(クッキー or トークン)
- ※余裕があれば: OAuth2やGoogleログインなどのソーシャルログインも理解しておくと◎
✅ 認可(Authorization)
2. 📋 要件定義と設計力
✅ 要件定義
✅ 詳細設計
- 画面ワイヤーフレーム(フロントとの連携を意識)
- APIインターフェース設計(REST or GraphQL)
- OpenAPI(Swagger)による仕様書管理ができると◎
- DB設計
- ER図が描ける
- 正規化・非正規化の理解
- インデックス設計
- N+1問題の回避
3. 💻 実装力
✅ コードの質
✅ 言語習熟
✅ SQL
4. 🧪 テストと品質保証
5. 🧯 エラーハンドリング・ロギング
- 適切なHTTPステータスコードの返却
- エラー構造体を使った統一的なレスポンス
- ログ出力(zerolog, zap, logrusなど)
- リクエストIDを入れる
- 構造化ログの出力
- エラートラッキングツールの導入(Sentryなど)
6. 🛡 セキュリティの基本
- SQLインジェクション対策(プリペアドステートメント)
- XSS対策(出力時のエスケープ)
- パスワードの安全な取り扱い
- 脆弱性スキャンツール(Dependabotやtrivyなど)
7. 🚢 運用・デプロイ
- Dockerでのローカル開発環境構築
- デプロイの流れ(GitHub Actions + VPS/AWS/Heroku など)
- 簡単なインフラの知識(DNS, TLS, Webサーバなど)
- APIの監視・メトリクス収集(Prometheus + Grafana)
- エラーログの通知(Slack連携など)
✅ おまけ: こんな状態なら独り立ち!
- 要件を聞いて自分でAPIを設計・実装できる
- DBスキーマを自分で設計し、マイグレーションを管理できる
- バグが起きてもログから原因を追える
- 他の人のコードを読んで、レビュー・改善提案ができる
- 小さくても本番環境にデプロイした経験がある
✍️ まとめ
バックエンドエンジニアの独り立ちに必要なのは、
「設計 → 実装 → テスト → デプロイ」までを自分の力でやり切れる力。
本質は「一人でシステムを回せるか」ではなく
「チームで困っているときに自分が支えられるか」だから、
広く浅くじゃなくて、「一点突破で深く」でもOK!